トップへ戻る  以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク

   大学財政問題分析検討ワークショップ(8月13日開催)のご案内


 国立大学法人法に基づいて法人化されてから1年余、国立大学の財政状況を示
すものとして、6月30日までに各大学で決算報告書、財務諸表がまとめられてい
ます。現在のところ、それらをホームページ上で正式に公表したのは東大のみ
ですが、多くの大学で損益計算書上では当期利益が出ているようです。しかし、
一方で、「今年度、学部や学科(専攻)段階では使うことのできる研究費が激
減した」、「大学財政が破綻しないためには人件費を削減する以外に道はない」
などの悲鳴が各大学から聞こえてきます。いったい、大学財政はどうなってい
るのでしょうか。そして、今後どうなるのでしょうか、大学で仕事をする私達
自らが、分析し、立ち向かわなくてはならないと思います。

 そこで、財務会計学がご専門である醍醐聰教授(東京大学大学院経済学研究
科)をチューターとしてお招きし、財務諸表等の分析を通じて大学財政問題の検
討を行うワークショップを下記のように企画しました。開催日が旧盆の最中で
はありますが、どうかご参加ください。

1. 開催日時: 8月13日(土)午前11時〜午後6時

2. 会場: 東大理学部1号館(中央棟)336室  
(http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_06_01_j.html)
(http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html)

3. 主催: 大学財政問題分析検討ワークショップ実行委員会

4. 共催: 国立大学法人法反対首都圏ネットワーク事務局(7月21日現在)

5. プログラム案(現時点の予定であり、今後さらに検討します)

《第1部》(11時〜13時)分析の基礎作業

 事務局で財務諸表分析マニュアルを作成する予定ですので、それに基づいて
各大学ごとの基礎作業を行います

《第2部》(13時〜15時)講演と問題提起

講演「国立大学法人の財務諸表から何が読みとれるか、また何を読みとるべき
か」(醍醐聰東京大学大学院経済学研究科教授)

問題提起「賃金とは何か: 人件費削減攻撃の最中、原点に立ち返って考える」
(田端博邦東京大学社会科学研究所教授)

《第3部》(15時30分〜18時)
・各大学から現状報告と分析結果の提示
・今後の課題(まとめ)

6. 入館方法

 理学部1号館は西棟(安田講堂側)と中央棟の2棟からなっており、その間にピ
ロティがあります。会場(3F)へはピロティ正面の自動ドアから入って、左側の
奥にあるエレベータをご利用下さい。自動ドアが閉まっている場合は、
03-5841-4542に連絡下さい。

7. 実行委員、共催団体募集

 上記の趣旨に賛成され、準備と当日の運営を担ってくださる実行委員と共催
団体を募集しています。奮ってご応募下さい。

8. 参加方法

 参加ご希望の方は予め下記(1)にご連絡下さい。その際、資料作成の都合もあ
りますので、各大学の財務諸表掲載のURLアドレスも添付下さるようお願いいた
します。HPに掲載されていない場合は(2)に郵送していただけるとありがたいで
す。もちろん、当日飛び入り参加も歓迎いたします。なお、本ワークショップ
に関するお問い合わせも、(1)にお願いいたします。

(1)info at shutoken-net.jp (atをアットマークに修正してください)

(2)113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 浦辺徹郎